大学村の森とは


大学村の森周辺は、明治時代から現在の北海道大学の第三農場として使用され、北海道大学の官舎があったため「大学村の森」と呼ばれています。

大学村の森は、昭和57年に札幌市の都市緑地として整備されました。その後、地域の方々の運動を契機に隣接の北海道大学の官舎跡地をとりこんで平成12年度から平成15年度にかけて拡張整備され、面積は約1.8haになり、現在にいたっています。

 

戦後急激な宅地化が進んだ中で、ハンノキやハルニレの大木からなり また野草の生息する大学村の森は、住宅地内に残された貴重な樹林となっています。一方、かつて官舎のあった箇所付近では当時植えられたと思われる植物もみられ、特徴的な風景を形成しています。

 

拡張整備においては、ここに生育する木々の保全、育成をするゾーンや活動的に活用する広場ゾーンなどというように公園内をゾーンに分けて、それぞれのゾーンごとの役割を持たせるように整備されました。